特定健診・特定保健指導
2008年度からスタートした特定健診・特定保健指導は、第3期までが終わり、2024年度から第4期がスタートしました。
高齢化の進展と生活習慣病患者の増加により、国民医療費は年々増加しています。膨らみ続ける医療費の適正化を図るとともに、生活習慣病を未然に防ぐために、40歳~74歳の被保険者・被扶養者を対象に特定健診・特定保健指導の実施が健康保険組合など医療保険者に法律で義務化されています。
特定健診
- 対象者
40歳~74歳までの被扶養者・任意継続被保険者- ①特定健康診査(特定健診)は40歳以上の方が対象の生活習慣病を早期発見・予防するための健診です。被保険者の特定健診は、事業主が健保組合との共同事業として、年1回実施します。
- ※35歳~39歳の被保険者は特定健診の対象外ですが、特定健診と同じ項目の定期健診を受診します。34歳以下の方は会社が実施する定期健康診断を受診します。
- ②被扶養者の特定健診は、当該年度末(3月31日時点)で40歳以上の方を対象に実施します。実施方法等の詳しいご案内は「特定健診受診券」と一緒にご自宅に送付します。
- ①特定健康診査(特定健診)は40歳以上の方が対象の生活習慣病を早期発見・予防するための健診です。被保険者の特定健診は、事業主が健保組合との共同事業として、年1回実施します。
- 受診方法
- (1)「特定健康診査受診券セット券」を送付します。
- (2)特定健診等実施施設検索システムから、希望する医療機関を選び、ご自身で直接予約をしてください。
- (3)「特定健康診査受診券セット券」と「マイナ保険証等」を持参し、受診してください。
- ※セット券について
健診当日、腹囲、体重、血圧などの状況から特定保健指導対象者と見込まれる方に対し、本人が希望した場合、保健師などが面談を実施します。(健診当日に面談が実施できる健診機関に限ります)すべて無料で受けることができます。
特定保健指導
内臓脂肪の蓄積とその他のリスクの状況から、特定保健指導の対象となる人をレベルごとに選び出します。
特定保健指導では、保健師、管理栄養士などのプロのサポートが受けられます。
- 対象者
40歳~74歳までの被保険者・被扶養者・任意継続被保険者で「動機づけ支援」「積極的支援」となった方
健診結果に基づきレベルごとに健康づくりを支援
内臓脂肪 |
---|
①腹囲 男性:85cm以上 女性:90cm以上 ②BMIが25以上 ※BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) |
リスク |
---|
①血糖 空腹時血糖(やむを得ない場合は随時血糖)100mg/dl以上 または ヘモグロビンA1c5.6%以上 |
②脂質 空腹時中性脂肪150mg/dl以上(やむを得ない場合は随時中性脂肪175mg/dl以上) または HDLコレステロール40mg/dl未満 |
③高血圧 収縮期血圧130mmHg以上 または 拡張期血圧 85mmHg以上 |
④喫煙歴あり(①~③のリスクが1つ以上の場合にのみカウント) |
レベル分け |
---|
|